野球などの投球障害で肩を上げると痛いインピンジメント症候群の原因と症状、改善法
インピンジメント症候群、あなたは聞き馴染みがありますか?
あるという方は野球などのスポーツをしていたか、スポーツ障害に詳しいですね♪
ではそんなインピンジメント症候群について詳しくみていきましょう!
インピンジメント症候群
簡単にインピンジメント症候群を説明するならば
インピンジメント=衝突、挟み込み
症候群=いろいろな症状
つまり「肩にある何かがぶつかり挟まれることにより生じる症状の総称」です。
では何が挟まれているのかというと筋肉や滑液包などです。
原因
筋肉や滑液包などが上腕骨や肩甲骨の間に挟まれる、繰り返しの刺激により起きてきます。
なぜ挟まれるかというと、
- 骨の変形や骨棘形成
- 使いすぎによる筋、靭帯の硬化、機能不全
- 姿勢不良
- 胸郭、肩甲骨の可動性低下
などにより挟み込まれやすくなり、インピンジメント症候群を起こしやすくなります。
野球、テニス、バレーボールなどの腕を高くあげるスポーツに多くみられると言われています。
しかし、加齢や日常生活で肩腕を酷使する人にも出現してきます。
症状
肩を上げるときある角度で痛みや引っかかり感を感じます。
悪化すると夜間痛を訴えることもあります。
検査
ペインフルアークサイン
腕を身体の横から上げていったとき、もしくは上げてから下げるときに60度~120度の範囲で痛みが出れば陽性です。
ニア―インピンジメントテスト
肩甲骨を上から圧迫した状態のまま手の平を下に向けた状態で腕を上げていったときに痛みが出れば陽性です。
治療
あまりに痛みが強い場合や難治例では、注射や手術が行われますが、大体は保存療法で大丈夫です。
使いすぎにより炎症が酷く起きている場合はアイシングと安静が大事です。
その後ストレッチ及び肩甲骨、胸郭などの可動性を出すようにして挟み込みが起きないようにしていきます。
自分でどこの動きが悪いかわからない、ストレッチが出来ない場合などは専門家に診てもらいましょう。
まとめ
スポーツ選手に多いインピンジメント症候群ですが、中高年以上で肩を酷使しすぎると筋肉が切れる腱板断裂を起こしやすいので気をつけましょう。
学生でインピンジメント症候群になった場合は使いすぎか使い方が悪いので、これを機会にしっかりとフォームなど自分を見直しましょう。
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