腰痛のいろいろなパターン ~変形性腰椎症~
いろいろな腰痛のパターンをより詳しく書いていけたらと思います。
そんな今回は【変形性腰椎症】について‼
変形性腰椎症
初めに
加齢とともに腰椎に変性や変形が起こってきます。簡単に言えば老化現象です。
程度は様々ですが、変形・変性は誰にでも起こります。しかし、それにより必ず症状が引き起こされるかと言われると、そうではありません。
痛みやしびれなどがある場合に腰椎症と診断され問題となります。
原因
老化や長年の負荷によりクッション材の役割をしている椎間板に退行性変性が起こり、弾力性が低下しクッション性や動きの補助の作用が低下します。
そうなると椎間関節部への負担が大きくなり、過剰なストレスを受けた骨はその部分を守ろうと骨棘を形成します。
それにより神経が圧迫されたり痛みが引き起こされます。
症状
主な症状は、当たり前ですが腰痛です。特徴的なのがStarting Pains(初動時痛)といって朝起き始める時や長時間同一姿勢後に動き始めた時などに痛みを強く感じます。
変形が強くなると外見上にも分かる程に体が曲がってきます。
腰椎の変性により腰周辺の靭帯、筋肉への負担が増大し筋の張りや血行不良も起きます。また、脊柱管が狭くなることにより神経、血管が圧迫される脊柱管狭窄症を合併し下肢のしびれや痛みを伴うこともあります。
腰を反らせる動きを行うと椎間関節部に、より負荷がかかり腰痛症状の増大を認めます。
治療法
よほど、痛みが強い場合や脊柱管狭窄症による神経症状が強い場合は手術が行われることもありますが、大体の場合、退行変性によるものなので保存療法が選択されます。
身体を動かしたりストレッチすることにより血流を改善したり、温めることにより痛みの原因となる物質の除去を促します。
消炎鎮痛を目的に痛み止めや湿布を用いたり、ブロック注射を行う場合もあります。
予防法
体重を減らして椎間板にかかる負担を少なくし、高負荷な動きや無理な動きは控えます。
しかし、安静にしすぎるのもかえって悪影響になりますので、適度な運動やプールなどで負担を減らしつつ運動するのが良いでしょう。
最後に
年のせいだからと諦めずにしっかりとケアすれば、身体は応えてくれます。もし自分でなかなかできないのなら、医療機関や整骨院、整体、マッサージなどを活用するのも良いでしょう。その際にはしっかりとお体の状態を見てくれるところを探しましょう。
変形・変性が起きてしまっているところが治ることはありません。しかし、先述した通り変形・変性があっても症状のない人もいます。
この違いは大きな違いです。変形部以外の動き、筋緊張、血流など、頑張ってご自身の身体と向き合ってもらえればと思います。
大阪の北摂、豊中市は豊中、岡町、曽根にある整骨院
阪急宝塚線 岡町駅徒歩1分 ゆとろぎ鍼灸整骨院でした👋🏼