肩痛のいろいろなパターン ~肩関節周囲炎~
いろいろな肩痛のパターンをより詳しく書いていけたらと思います。
そんな今回は【肩関節周囲炎】について‼
肩関節周囲炎
初めに
肩関節周囲炎とはいわゆる四十肩・五十肩のことです。肩関節周囲炎ははっきりとした原因のわかるものもあれば、いまひとつはっきりしないものもあります。
原因
中高年に多くみられ、関節を構成する骨、靭帯、筋肉、腱に炎症が起きることが原因です。しかし、徐々に痛くなった、朝起きたら痛かったなど、はっきりとしたきっかけはありません。加齢による退行変性が基盤にあります。
滑液包や関節包、靭帯などが癒着していくことにより動きの制限が起きてきます。
症状
肩関節周囲炎は痛みと可動域制限が主な症状です。
初めのうちはじっとしていても(安静時痛)寝ていても(夜間痛)痛みを訴えます。肩を動かすときにも痛みを感じます(運動時痛)。それと合わせて痛みによる可動域制限が認められます。
そして次第に痛みは軽減してきますが、肩をあまり動かさなかったために関節組織が癒着し可動域制限が残ります。
検査
特に思い当たる明確な原因がなく画像診断にも異常が認められない場合、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)と診断されます。
他に明確な原因が発見された場合、そちらの診断名がつきます。
治療法
最初の炎症期は安静と消炎鎮痛を心がけます。注射により瞬く間に痛みが治ったという話も聞きます。この時期に無理に動かしすぎるとかえって痛みを悪化させてしまいますので、注意が必要です。
つぎにひどい痛みが軽減してきたら、痛みが少なく動かせる範囲で肩を動かしていきます。しっかりと可動域を戻しておかないと上がりにくさがずっと残ったり、ふとした時に痛いなどが残ってしまいます。
予防法
普段からしっかりと身体を動かしておきましょう。特に肩甲骨や胸郭の動きが低下するとよくありません。また、肩を冷やさないようにしましょう。
良くないことの積み重なり、限界を超えたときに痛みとして出ます。普段からの心がけ一つで病気の予防へと繋がります。
最後に
四十肩・五十肩は時間の経過とともに1年ほどしたら自然と症状は治まってきます。しかし、気づいていないだけで可動域制限が残っていたりする場合がありますので注意が必要です。
痛みがきついとリハビリもできませんので、鍼灸、整骨、整形外科などでいかに早く炎症期を脱出し、しっかりとした運動、可動域訓練を行えるかが早期改善への近道でしょう。
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